『大草原の小さな家』の翻訳家で知られる谷口さんの講演会が、今日、ラボセンターでありました。ラボのCD発刊以来、谷口さんは日本各地のラボセンターで講演をして下さり、制作にも深く関わった方です。
小5の時に『大草原の小さな町』という本に出会い、いつかアメリカの大草原へ行ってみたいと夢を抱かれたそうです。その後、上智大英語学科を卒業後、現在の文部科学省に務め、ユネスコ関係等の通訳、翻訳業務をされていらしたそうです。上智のオーケストラにも所属されていらして、そのオケがカラヤン財団に招かれ、ドイツへ。そのさい、退職をし、2ヶ月の旅に出られたそうです。私もこのカラヤンが上智で指揮棒を振った話は聞いた記憶があり、時期はずれていましたが、同じ大学にこんなステキな方がいらしたんだと感慨深くなりました。
谷口さんは、その後ドイツからイギリスを経由してカナダへ。プリンスエドワード島、そして彼女が大ファンだった作家レベッカ・コーディルさんの家、ローラゆかりの地すべてを回ることができたそうです。帰国後、ご結婚され、お子さんを背中におんぶしながらも翻訳のお仕事をされたそうです。1日1ページを訳せば1年で300ページは可能と考えられ、それを実行されたそうです。なんだか憧れてしまいます。
ローラの生涯、PaやMaの人物像、ことばの訳についてなど、たくさんお話下さいました。寒い冬を乗り切るために考えたという干し草の棒の実物、写真のスライド、Fiddleの演奏の音(実際にPaが演奏した曲目)、そして最後にカセットに収められたローラの肉声を聞くことができました。
この秋、テュ-タ-としての研修で、ローラの生涯の年表を自分なりに作成し、一家の自然に立ち向かう力強さ、家族のきずなを考えてきたため、お話の一つ一つにうなづけるものがあり、嬉しい一日でした。
今年のウインターキャンプのテーマでもあります。来年は、是非、子どもたちといっしょにこのお話に浸ってみたいと願っています。
谷口さんは、最近サウンド・オブ・ミュージックの翻訳をされました。彼女が今、大きく関わっているトラップ家の子孫が来日中で、明日5日お昼のNHKスタジオパークにフォン・トラップ・チルドレンが出るそうです。最近、ブロードウエイの再演などで話題ですので、お知らせまで。


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