国際交流で求められる力とは

この夏も約1000名のラボの子ども達が海を渡りました。どの子ども達も大きく成長できたことと思います。日本には、ラボの他にもホームスティ支援団体はありますが、現地では、”Labo students are the best.”といわれているそうです。40年近くの間に得た国際交流のノウハウと深く築きあげられた信頼関係の上に、ラボのふだんの活動全てが、充実した国際交流を可能にする子ども達を育てていると感じています。昨日、財団スタッフのArielさんの講義、また今年シャペロンで参加したテュ-タ-方の感想を伺うことができました。今回は、その中から、さらに良いステイを目指すさいに必要な力と、アメリカ人が重んずる価値観についてご紹介します。*************1.”The ideal labo students have FLAIR” 「理想的なラボの子ども達にはFLAIRがある。」カトリーヌさんが紹介してくれた現地スタッフのことばです。素敵な言葉だと感心しました。FLAIRとは、天賦の才能、スマートさなどの意味もあります。それも兼ねて、ここでは、以下の5つの要素を表しているそうです。①F:Flexibility(柔軟性、すなおさ、適応力) キャンプなどで、新しい仲間と出会い、ふだんとは異なる生活、集団行動を共にしていく中で、相手に共感できる力、問題解決能力が、自然に養われています。テーマ活動を創り上げていく中でも、仲間との意見交換を通して、時にはFlexibleに対応することも必要な力です。また初めてのことに対しても、「応用のきく子」であるといいですね。子どもをどんどん外へ出し、多くの体験をさせることで初めて育つ力ですね。 ②L:Language(言語力)  まず第一に、お礼、挨拶などが、心から言葉に出して言えることが大切です。  さらにCDをふだんから聴いていることで英語耳はでき、多少、現地の訛りはありますが、耳が慣れれば相手の話がだんだん分かるようになってきます。またふだんのテーマ活動で、体に蓄積された多くの「エピソード記憶」は、無意識のうちに現地で生きてきます。相手とコミュニケーションをとりたいという意欲があれば、言語力はさらに現地でのびていきます。黙っていることは、時として“No”になりますので、気をつけましょう。③A:Adventure(冒険心、チャレンジ精神)  文化、生活習慣の違いを楽しみましょう。そのための国際交流。待っているのではなく、自分から働きかけることも大切。日本の遊びや料理なども、積極的に紹介していきましょう。毎日が冒険!④I:Independent(独立心) ホームスティは、「ひとりだちの旅」。まず国際交流に前向きであることが大切。さらに自分で考え判断できること。自分のことは自分でできること。自ら考え行動できること。ふだんの生活の中で少しずつ身につけていきましょう。⑤R:Responsibility(責任感)  特に日本人の子ども達に注意しなければならないこと。持ち物の管理はもちろん、自分の言動に責任をもつこと。自分で決めたことには、責任がある。ふだんの生活の中でも、言動に責任を持たせることは大切なことですね。「やる」と言ったことには責任をもたせましょう。**********************2.Important American Values  Arielさんのお話で、アメリカ人が重んずる価値観として、次の二つが紹介されました。 ①Honesty    正直であること。うそをつかないこと。受入れをしていて感じることでもありますが、正直に何でも困ったことは相談してもらえた方が、ホスト側も楽です。本音で向き合える関係になれることが大切。 ②Fairness    Situation or background doesn’t matter.人として公平であること。状況や素性は関係なし。ホストは自分のお子さんも、受けいれたお子さんも、公平にみます。  ********************** ラボの国際交流の積立ては、いつかは我が子を、こうした国際交流へ出せるような子にしようという、一つの子育ての目標にもなるといわれています。ふだんのクラスでも、常に、こうした力を意識しながら子ども達を見守りたいと思っています。

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